作家で独り立ちってできるの?

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この記事では

画家でやっていきたいけどとても不安
作家業だけそもそもやっていけるの?
収入はいくらぐらいが目安になるのかな

といった不安を持った方に向けて実際に活動しているイチノセが
このくらいから独り立ちできるな!と感じた数字をお伝えします。

作家は独り立ちそもそもできる?

そもそも作家だけで独り立ちはできるのか?の問いに関しては
「考えながら動いていけばどこかのタイミングでできる。」です。抽象的で申し訳ないですが、今の所はこれですね。

「作家は食っていけない」を覆したい身としては「独立できるよ!」と言いたいのですが、
誰もが簡単にできます!とはなかなか言えない。最初から毎月〇〇稼げる!ということにはなりません。自身はなりませんでした(数年ぼーっとしていたのもありますが。)

経験で言えば個展を初めて3年目でやっとちょっとは生活できるレベルになってきたな。という感じ。

数字でいえば売り上げ150万ではしんどくて、300万だとある程度生活できるかな。というところです。

売り上げと収入

作家の手元に入るお金は下記の通りです。

売り上げ−経費=手元

経費とは貸しギャラリーや企画でのレンタル料や手数料、その他材料費などですね。
レンタル料や手数料で経費で40%ほどでていくとして、年間300万ほどの売り上げがでると、固定費を削れば細々とでも24時間を制作や自身の活動にあてることができるのだと走ってみた感想です。

個展をベースにした収入のイメージ

・回数を落として一度に買ってもらう→年1~3度の個展
・一回の売り上げはすくなくても多く展示をする→年10回程度の個展

個展も毎月がんばればできますが、制作のペースを維持するのが難しくなります。
毎月の収入がほしいのであれば、個展以外も視野にいれる必要があります。

・絵画教室、定期的な依頼、絵画のレンタルなど

個展ではその場でのやり取りだけでなく、開催後に依頼などをいただける時もあります。
実際におおきな注文をいただいて、その依頼料でしばらく制作に時間を向けることができました。

無茶な独立はオススメしません

イチノセ個人は大学卒業後バイトなどをせずふらふらと生き延びることができましたが、家具家電なし、窓なしの借部屋での食パンだけ生活なども経ました。

貧乏でもやってやる!実家住まいだから大丈夫!などがない限りは無茶な独立はオススメしません。…一応お伝えしておきます。

時間はかかるが独り立ち可能です

現在は個展以外にもウェブ上での発信などで工夫していけば収入を得ることも可能になりました。
これは個人・無所属の作家にとってはとてもいい時代です。

なので今すぐにとはいきませんが、作家としての独り立ちは時間がかかるけど可能だと考えます。

ウェブが発展しているとはいいつつも、ウェブが進んだからこそリアルのつながりの強みも増しています。

どちらもうまく活用しつつ、作り続けていきましょう。